かかりつけのクリニックの医師は、話すとき吃音があります。他の人にクリニックの名前を言って分からなくても、その吃音の話をすると分かるということがある程です。
それほど、吃音ありの医師は珍しいのでしょう。初めて、そのクリニックに行ったときは、吃音ありでも医師になれるのだと、ちょっと驚きました。
診察時、看護師が1人近くにいますので、医師の話を聞き取れず思わず、看護師に聞き返したこともあります。聞き返すことが無い場合でも、返答に間が空くと看護師が同じ質問をしてくれることがあり、診察時は大きな影響はないように思います。あえて言うなら風邪など分かりやすい症状の診察はよいのですが、あまり知らない病気だと何の話か分かりづらいことはあります。
吃音ありでも、医師になれる。吃音がその医師にとって身体障害と同じように、障害と捉えているかどうかは分かりません。でも、医師という難しい分野に挑戦できること、吃音に悩んでいる人にも知ってもらいたいです。