吃音には3パターンある
吃音は、連発型、伸発型、難発型の3パターンに分けられます。
自分がどのパターンの吃音者なのか見極め、それに合った適切なトレーニングを受けなければ、吃音が悪化してしまうこともあります。
連発型
連発型は、言葉を連発してしまうタイプの吃音です。
例)
「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ、、、ぼくは」
「は、は、は、はぃ。私です」
「お、お、お、おおお、お世話になります」
伸発型
伸発型は、言葉の頭を伸ばしてしまうタイプの吃音です。
例)
「ぼぉぉーーーーー・・・くは」
「はっはぁぁーーーーい」
「おっおっおぉーーーーーーせわになります」
難発型
難発型は、言葉が出てこないタイプの吃音です。
例)
「ぼっ・・・・・・ぼっくは」
「ぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・はい」
「ぉ・・・・・・・・・・・・・・お世話になります」
新しい分類と治療法
上記の連発型、伸発型、難発型は、表面的な言葉の発し方にもとづく古くからある分類方法です。
しかし最近では、身体的機能によって分類されることが多くなりました。
しかし最近では、身体的機能によって分類されることが多くなりました。
身体的な機能障害は、神経因性、心因性、脳内調節系の3パターンで吃音を分類します。
上記の神経因性は、さらに言語性、運動性、感覚性に中分類されます。
上記の感覚性は、さらに聴覚性、体性感覚性、情動性に小分類されます。
また神経因性は、外因性と内因性に中分類されます。
脳内調節系も、脳機能の左右交互とホルモンの機能変調に中分類されます。
このように吃音は様々なパターンに分類されます。
そのパターンごとに適切な治療やトレーニングが研究されています。
これらを踏まえると、自分一人で吃音を改善させるのはとても難しいのが分かります。
吃音に悩んでいる場合、専門医に診てもらうか、どうしても自分で治したい場合は、専門医監修のトレーニング教材を使用するのが最も適切な治療法です。